仔猫の状態


昨日、仔猫を動物病院に連れて行った。
いつも満員のこの病院、小さい籠に入った仔猫をみんな覗き込んで「わぁ、小さい!」
キャリーバックはあまりにも大きいので小物を入れていた籠にタオルを敷いて入っている。大きな犬が寄ってきてもふうっとも言わずかなりな大物。
診察の結果は腕は付け根から切り落とさねばという事だったが(そこまでは、私も覚悟していた)血液検査の結果、猫白血病が陽性と出たとのこと。ガーンと頭をぶちのめされたような気持ち。
どうして神はこんなに小さい命にそれほどまでの試練を与えられるのだろうか?
薬の処方を待つ間も私の顔を見上げて(ニャーン)と無く仔猫の信頼しきった顔を見て涙が出た。
白血病は猫以外には移らないそうだ。先生が「モモちゃんが心配ですね。予防注射もあるけど、モモちゃんの歳ではね」
モモも若いうちは定期的に予防注射をしていたが、最近はもう止めている。「食器とトイレを別にしてください」と言われた。
帰りに食器、フードを買って帰る。
心配している娘達にメールで様子を伝え女の子だったことも事も伝える。
モモとの接触はモモが、最初の出会いは寝ぼけ眼でよく分かっていなかったらしく頭を2度ほど舐めたがはっきり目覚めて仔猫を見たら、フーシャーはないがさっさと居場所を私の部屋に移してしまい仔猫の近くには来ないので、そんなに心配は無い。

この子は飼い猫だった事は間違いなく、人に対する警戒心は全く無い。賢くてうちの簡易サークルは端の方を押して開けて人のいる方へ出てくる。
トイレも設置してあったらちゃんとトイレで用を足している。
3本足でぴょンぴょン跳んで歩く。こんな可愛い子をどうして捨てるのか?
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きっと白血病のことは元の飼い主は知らないだろうから。足を怪我したから捨てたのか?捨てられてから事故にあったのか?
金曜日は夕方から雨、土曜日も一日かなり激しい雨であの溝はかなりな水が流れるはず、ましてあの道はほとんどが車で人は滅多に通らない。
私と出会わなければ生きていない可能性のほうが高い。
いずれにしても、私に託された命としか言いようの無い出会い、どうしていつも通らない道を通ったのかは分からないがフィガロが可哀想な子がいるからと導いたような気がする。