三回忌

今日は、姑の三回忌だった。
ところが生憎の激しい雨。お墓参りではなく家に和尚様に来ていただいての法要だったので良かったが京都から来ていただいた和尚様は事故に2つも遭遇してお気の毒だった。
法要が終わってから、平野の郷屋敷「がんこ」で会食。古いお屋敷をなるべくそのままに活用したお屋敷レストラン。今日の会場は昔の蔵だったもののようで一部屋独立していて他のお客と顔を合わせることなく落ちつくので、人気のお部屋だとか。天気だと庭を散策することもできるのだが、雨にぬれた景色も風情があって美しかった。


年月の流れは年と共に早いような気がする。姑が亡くなったのは、ついこの間のようでもあり遥か彼方のような気もする。法事に来ている息子、娘、甥達、その子供たちも親の背を越すのを見ていると、つい昨日のように感じる親達の死も、彼らにとっては過去の中の一つの点であり、いずれは私達が点になる頃にはそれも消えてゆくのだろう。人はその存在を覚えていてくれる人がいる間、薄れながらも存在するものだから。