喜歌劇「こうもり」


昨日は、娘二人と西宮芸文に「こうもり」を観に行った。11時20分に西宮北口で待ち合わせランチへ。毎度お馴染み「リュウリュウ」へ。此処はいつも混んでいて大分待たされる。それぞれ好みのスパゲティを選んでランチコースを頂きました。

今回の席は会員先行予約で取ったにも関わらず3階席、天井桟敷みたい。舞台が小さい。3階席は初めてだが、これでもB席、C、D席は何処にあるんだろう?予約の電話を掛けるのが下手というか、運が悪いと言うか?10分前には携帯片手にスタンバイして1分前でも留守電になるし、丁度に掛かるように10秒くらい前に掛け始めてもお話中になる。一体どうすれば良いの?大体1時間以上掛け続けることになり良い席が取れないのだ。

3階には初めて上ったが屋上庭園があって風があって気持ちが良かった。

さて、お楽しみ「こうもり」は関西向け演出か?というもので大笑いあり、どたばたもあり〜の、とても楽しかった。ざこば師匠の看守の役がアドリブか台詞か分らないがとても笑えた。佐渡さんは、落語が大好きで特に枝雀さんの身振り手振りの派手な姿に指揮の振り方を学んだとか。移動中もずっと落語聞いているんだそうだ。その佐渡さんの成果が遺憾なく発揮されている舞台だった。
休憩時間はウィーンのシャンパンも販売されていました

この「こうもり」はウィーンが不況で国全体が落ち込んでいる時に初演され人々は熱狂し劇場へ押しかけたと言う。今の日本とよく似た状況だったのだ。シュトラウスの甘いメロディー、軽やかなウインナワルツ、ちょっと風刺の効いた台詞、現実を忘れて気持ちが軽やかになる。私の小さな現実も忘れさせてくれた。
ロザリンデ・塩田美奈子、アデーレ・森麻季のソプラノのお二人はそれぞれ役のぴったりで森さんの可憐な歌声がよかったし、塩田さんの貫禄たっぷりの歌も演技も良かった。アンコールも予め組み込まれていて楽しいが最後まで続いた。
帰りは梅田まで出て、新しくなってから見ていない私のため広場からJRのホームを覗いたりして、大丸は未だ行っていないという娘達にお供して大丸をぶらぶらし、夕食も済ませて帰った。