追憶

桔梗が初めての花を咲かせた。

昨日15日は、先日亡くなったTちゃんのお参りに同期のSさん、Yさんと行って来た。西大寺で待ち合わせ、昼食を済ませ新大宮へ。ご主人が駅まで迎えに来て下さっていた。
ご夫婦ともクリスチャンでいらしたので、お線香とか蝋燭は無く、お花を飾った机にTちゃんの大きい写真とお骨、お元気な時の色々な写真が次々と現れる電子写真立てがあって、ご夫婦であちこちと行かれた時の写真がTちゃんの短くとも深い愛に満ちた生涯が分るような気がした。お二人の馴れ初めは音楽喫茶(私たちの若い頃、クラシックレコードをリクエストして聴いていた喫茶店があった)で、お話をするようになったら家も近くでそれから交際が始まったとか。若い頃のお二人の写真を拝見すると美男美女でお互いに一目ぼれだったでしょう?などと思い出を語りながら、まるでそこにTちゃんも居るようなひと時だった。それにしても結婚生活の半分以上を闘病生活だったTちゃん、ずっとそれを支えてこられたご主人に頭の下がる思いだった。娘さんが一緒に住まれ、息子さんも週末ごとに帰ってこられるとか。優しくて、芯はしっかりして誠実で、美人だったTちゃん、それぞれ個性的な同期の中でつながりの結び目のようだったTちゃんがもう居ないと思うと寂しい。