フィガロ、奇跡か?

21日 奈良市にある中山獣医科病院にフィガロを連れて行った。
体の触診、血液検査があって、血液検査の項目のなかで高い数値のものがあり、それに合うかどうかは分らないが一応一週間分の薬を貰う。そこの先生は、こちらの話を良く聞いて、それに対する答え、段階的な処置の方法などを詳しく話してくれ、「うちでは、頭のCTは撮れるけれど、MRIは高度医療センターに行って貰わないといけない。でも、それをしたからといって適切な処置が出来るとは限らないし、CTにしてもごくごくたまに、麻酔から覚めないこともあるということも分って貰って、それでも詳しく調べたいと言われるなら出来る限りのことはします」と言われた。取り合えず、検査結果と症状からこの薬を一週間試して症状が芳しくなくCTを言うことであれば、前日に連絡してくれるようにと薬を貰って帰った。
22,23、日と痙攣がひどかったり、餌を食べないので離乳食のようにして口の中に押し込んだり、水をスポイトで飲ませたりとしながらも、こんなに嫌がっているものを無理してやっても数日苦しい日が伸びるだけなら止めたほうがいいのではないかと悩んで、いやいや、外科的なものなら体力が付けば回復するかもと思い直したりと私にとっても辛い日々だった。
22日にネットで値の高いCPKを調べて骨格や筋肉の収縮、などがあるというのでフィガロをよく観察すると歩く時右足が曲がっていてまっすぐな左足に絡むようになって転ぶのが分った。痙攣の方は分らないが足が痛くて起こすものかも知れず、以前に筋肉、関節の痛みを抑える薬を貰っていたので、小さく割って飲ませてみた。

奇跡が起きたのは、今朝フィガロが私のところに起しに来たのだ!!!「ニャーン」と鳴いて。耳を疑い目を疑った。最近叫び声以外聞いていなかった。私の傍に立って「ここへおいで」と言うと私の横にごろんと寝た。それから普通に起きて下に行って餌をやってみたがそれは食べなかった。で、私も張り切って元気になるならと離乳食作戦をして食べさせ、元気になってますます暴れて私の腕は痣だらけになってしまったが嬉しくて、娘達にメールした。午後からは餌も自力で食べるようになった。今まで、暗い人から見えない所を好んで寝ていたのが、座敷で畳で爪とぎをしてそのままコロンと寝てしまう。まるで夢を見ているみたいだ。
これで、治ったということにはならないだろうが、2つのお薬が効いてきたということか、フィガロが穏やかだと私も気分が落ち着く。