どうなっているの?

親子で寄り添って

今の日本、一体どうなっているの? 親殺し、子殺し、昔は一番重い罪として忌み嫌われていたことが、このところ「またぁ?」と思うくらい起こっている。戦争が終わって65年!平和な国になった筈なのにこの人心の荒廃ぶりはどうしたことだろう?
今は経済的にも行き止まり、政治の世界も行き止まり、人の心も荒れ果ててどうなる日本。昔のように神風でも吹くのを待つか、龍馬が現れるのを待つしかないのか?この齢になってこんなに情けない日本を見ることになるとは。「もう直ぐお迎えが来るから、ええやん」とは思えない。
戦争も一応経験し、戦後の物のない不自由な時期も経験したがこんなに「世の中、なんかおかしい」と思ったことはない。

奈良は、行方不明の老人が一人しか、居ないそうだ。奈良に来て田舎やし、村の行事とか多くて、わずらわしいと思っていた。けれど、そういうことが人と人、家と家の結びつき、コミュニティーになっている。引っ越してきて間もない頃も、かなり遠方の人も「アア、今度引っ越してきたおうち?」と言われてびっくりしたことがあった。そういう多くの目にさらされていることが抑止力になっているのは確かだ。昔は何処でも隣組があった。今も、うちの辺りはあるし、大阪に居た時もあった。しかし、その隣組制度も若い人は入らないとか、都会では崩れつつある。人と人との結びつきが希薄になっている。

次の総理大臣がどうなるのか、テレビでは毎日のように予想とか、街頭インタビューとか賑やかしいが、どうも悪人顔の小沢氏は旗色が悪い。昔は、政治家は清濁併せ呑むと言った度量の人でなくてはとか言われたものだった。今は政治家は清く正しく美しいが一番と言う世論が多いみたいだが、私は、立場を利用して私腹を肥やすようなことは論外だが、政治家は多かれ少なかれ灰色部分を持っているのではないかと思う。今の世の中、総理大臣もみんな一年未満、それなら一度小沢さんの豪腕と言われる手腕を見てみたいと思う。悪ければ総選挙で、辞めさせれば済むことだし、今より少しでもマシになれば、あの顔が頼りになる顔に見えるかもしれないではないか。
30年ほど前に「日本列島改造論」を読んだときにこの人は将来総理大臣になる人だと思っていた。その信念を小沢さんが少しでも忘れていないなら今の行き詰まった日本をどうにかしてくれないものだろうか?