忙しい週末

金曜日、姑の所に行こうと用意していたら、容態悪化の電話がある。
酸素の量が少なく体温が上がらずおしっこが出ないという。
脱水状態でおしっこが出ないとなると尿毒症で危険ではないかと悪い方へと考えが傾く。
取り急ぎといっても電車任せなのだが、病院へ行くと顔色も良く酸素マスクもはずして点滴を受けていた。
兄嫁の話では兄嫁が来たとき、看護師さんが3人ほどベッドの周りで、酸素マスク、体温を上げる電気毛布、「先生を呼んで!!」という騒ぎに気も動転して電話したのだそうで私が着くまでに主治医の先生が来て点滴を開始して1本打ったところで落ち着いて状態が戻ったのだという。
その日は兄嫁は午後から仕事なので帰っていった。おばあちゃんはと言うとスースー寝てばっかりだが、顔色もよくなりおしっこも出て安定状態に戻った。 夕食は、起こしてベッドを上げて流動食(おかずも全部ミキサーにかけてあって何が何か分からないがいろいろ5種類くらい)をお匙で食べさせるもほんの一匙くらいで食べない。
半分寝ているので無理に食べさせて誤飲でもするといけないし今日は点滴もしたので看護師さんに量を報告して帰る。


土曜日の朝、兄嫁から電話が掛かってきて「おばぁちゃん、復活しました」と言う報告。
朝、病院に行ったらベッドを起こしてもらって自分でスプーンを持って朝食を食べて居たそう。
頭もしっかりとしていて、食事の後に爪を切ったら「有難う」と言ったそう。
驚きの生命力!!二人で昨日の騒ぎは何だったんだろうと、でも良かった。
今日は来てくれなくても良いよというので、予定していた映画に次女夫婦と出かけた。
昨日は、侍女達も映画は辞めて病院へと言っていたのが嘘みたいな話。
映画は「沈まぬ太陽」で長くて疲れたがそれでも描き足りない感があった。
渡辺健が役どころに嵌まって熱演だった。 彼のデビュー「瀬戸内少年野球団」でのひょろっとした不良少年を思い出していい役者さんになったなと思った。夜は仕事だった連れ合いも早く帰ったのでみんなで豚しゃぶと釜揚げうどんの夕食。


今日は、朝から村の防災訓練で男の人たちは8時から集合で、お昼頃まで公民館の周りで訓練やら消防の為の防火栓の確認やらあったらしい。
それが済んでから隣組の溝掃除。此処は男の人のお仕事の多い地域で女は助かる。
午後からまた姑の所へ。今日はまた眠りモードで寝てばかり。食事も半分寝ながら口に入れると少しは食べたがあとはべーと出してしまった。
うちからたねやの水羊羹を持っていったので口に入れるとこれは出さずに1つ全部食べてコーヒー牛乳を少し飲んだ。看護師さんが何でも食べる物を食べさせてあげてと言われる。おかゆやおかずは食べないのに水羊羹は食べると言うのは甘いものがいいのかというと甘いものでも食べない物もあり、未だ分かっているのだと思う。