鳩山内閣誕生

庭のマリーゴールド この花のように日本も明るくな〜れ

ついに、鳩山内閣が誕生した。
鳩山由紀夫首相の初めての記者会見を見て、やはり今までの首相とはちょっと違う新鮮さを感じた。
自分の言葉で真摯に「マニフェストに約束したことを直ぐに実現することは、困難なこともあろうかと思われるが、国民の皆さんには寛容頂いて見守って頂きたい。国民の皆さんが政治にどんどん物申して政治家を動かして政治家と国民の共同政策として国を動かしていきたい」という感じの内容と受け取った。記者との応答も質問のメモを取りながら簡潔に答えていられた。今まで、あまり鳩山さんが話されるのを見たことが無かったが清潔感もありセンスも良くてオバマさんと並んでもひけをとらないんじゃないかと思った。
小泉さんが自民党をぶっつぶすとのたまってかき回すだけかき回して放り出した政権を自民党の3人の総理大臣をもってしても修復出来なかった。
修復できないばかりか小泉さんの空けた風穴は風通しが良くならないばかりかどんどん大きく破れて無茶苦茶になってしまった。
小泉さんが言ったのはこんな形で自民党がぶっつぶれることではなかっただろう。もっと風通しのいいしがらみの無い分かりやすい自民党を目指したのだろうが、それならそれでもう少し形になるまで頑張れば良かったのに。あんなに持てはやされたのに、今や戦犯扱いされかねない。今回の自民党大敗を一番悔しく思っているのは小泉さんだろう。
その無茶苦茶になった政府を引き継いだ民主党はこれから大変だ。
鳩山さんがお願いしたように少し長い目で見てあげなければと思うし、国民はわりに冷静に分かっていると思う。
マスコミも重箱の隅をつつくような質問や騒ぎ方をせずに折角生まれたしがらみの無い政府を育てるくらいのスタンスを持てないものかと思う。
会見で早速、しょうも無い質問を鬼の首でも取ったようにしている記者がいた。
攻めるべきは攻め、認めるべきは認め、興味本位ではなく正しく問題の本質を突いた質問や報道をして貰いたい。
今回の大臣の顔ぶれと会見を見ていて連立を組んだことが鳩山さんの命取りにならなければ良いがと思った。

先日長女と話をしていて子供への給付金はありがたいけれど、子供のない人には負担増になるという話しになったのだが私はそれは違うと思う。
子供のない人も老人になれば若い人達に支えられることになるのだから喜んで負担すべきと考える。
これから先、日本を背負ってたつこども達は「国の宝」であると思う。ただ、個人に配るのではなく給食の無料、医療の無料、学校の整備(例えば耐震化やセキュリティの完備)など、選挙の目玉にはならないかもしれないが考えて欲しい。
子供の虐待死とか放置死とか聞くたびに悲しいがそんな親にお金を渡しても子供の為に使うとは考えられない。

この頃、妊娠しても産科を受診しない人があるという。妊婦のたらいまわしが報道されて問題になったが一度も受診もしていなくて、母子手帳もなく路上で破水したような人を受け入れられるはずが無い。お腹の中の子供がどんな状態か、健康なのか異常は無いのかも分からないで、それでも受け入れて、もしものことがあったら、直ぐに裁判沙汰になる。マスコミももっと真実を見極めてそこに隠された問題までちゃんと報道すべきだと思う。この事態は報道されたものだけではなく生まれるまで受診しない、いや出来ない人が増えているのだと言う。それは何故かまで掘り下げて問題提起すべきではないのか?今の記者は本当に報道する者と言えるのだろうか?興味本位で面白おかしくでは3面記事と一緒ではないか?それでなくても産科医は過酷でなり手が無いのにそんな正しくない報道で悪者にされるリスクを誰も負いたくは無いだろう。これも若い人達の貧困が引き起こしたものだから、お産、不妊治療などは負担金の少ない保険を適用すべきだと思う。

もうひとつ、働くお母さんの悩みのタネの保育所、私は一定以上の規模の企業は保育所を敷設することを義務ずけたら良いと思う。そこに入らない規模の所に働く人には公的な保育施設を提供するようにしたら、女の人たちが十分に力を出して働けるのではないか?同じ建物の中にいて、お昼ごはんはお母さんと一緒に食べるというのは子供の精神的な安定にもなるし。等と大臣の会見聞きながら考えた。