歴史探訪「中央区の史跡と文化財」

昨日2日は歴史探訪の日だった。
朝からお天気に恵まれ暖かく絶好の歩き日和、12時に淀屋橋を出発して三津寺で解散したのは4時前だった。
この会も日を追うごとに人数も増え楽しい会になっている。
大阪に長く住みながら市内の街中を歩くことは少なくてとても貴重な経験だった。
先ずは淀屋橋に立つ初代淀屋常安の像と碑
淀屋さんという豪商が淀屋橋を架けたというのは知っていたが中ノ島公園のほうには行っても東のほうにはあまり行ったことがなくて銅像や碑が有ることも知らなかった。
隣り合わせに第15代大阪府知事で「民生委員の父」と呼ばれた林市蔵翁の銅像もあった。

そこから「適塾」へ。今日は月曜日でお休み。適塾には以前来て中も見たことがあるのでまぁよし。
こんな狭い所で大勢の若者が懸命に学んでいたのか感銘を受けた記憶がある。

お隣にある、「愛珠幼稚園」は外から眺めるだけで中を覗くことはできなかった。
明治13年に建てられたものだそうで今も中では幼児達が過ごしているのかとこんな歴史ある幼稚園で「珠のように愛されて」幼児期を過ごす子供達は幸せだと思った。

新井ビル。

野村ビルディング

異次元を思わせる「旧小西住宅」。

黒い漆喰の壁がぐるりと張り巡らされた木造の屋敷で国の重要文化財に指定されているそう。
今もなかでは「ボンド」のメーカーが使っているそうで門から中のほうを覗いた。

伏見ビルの角を曲がって青山ビルへ。此処は建物全体が蔦に覆われ一段とレトロな感じのビル。中に入っても
窓にステンドグラスがはめ込まれた階段、シャンデリアがあって雰囲気満点!!レストランや珈琲店もあり階上には小さなお店もあるという。ぜひ此処はもう一度ゆっくりと訪れたいと思った。


日本基督教教団浪速教会
教会の横の通用口に「日曜学校」の小さい看板があった。「私達の小学校時代は何処の教会にも「日曜学校」があったよね」と話合った。

今風の超高層ビルが立ち並ぶ中にしっかりした重厚な石作りのビルやレンガ作りの建物、または時代を間違えて
異次元に入り込んだかと思うような昔の建物があって今日の歴史探訪は凄く面白い!!

くすりの道修町資料館ではみんなゆっくり寛いでビデオを見たりおトイレに行ったりしてしばし休憩ができた。
資料館を出てすぐのところに「少彦名神社」あり「神農さん」と呼ばれて守り神が張子の虎だそうで寅年にちなんで張子の虎のストラップを求めた。
次は御陵神社、清清しい感じの神社。お参りして参道をを戻ってくると良い香りがした。見ると紅梅、白梅が1,2輪と開いて香っていた。
今日の暖かさに梅もほころんだのか、ちょっと嬉しい気持ち。


御堂筋に出て南御堂、綿業開館、北御堂にお参りして、アメリカ村に囲まれた難波神社へ。
およそ場違いのものに囲まれて神様もさぞ吃驚しておられることだろう。
心斎橋筋に出て三木楽器の建物を見る。此処は通りも狭くごちゃごちゃしているのでそんなに歴史ある建物とは思っていなかった。
御堂筋を通って御津八幡宮から三津寺で今日の歴史探訪はフィナーレ。
北御堂

難波神社

およそ、4時間くらい歩いたけれど時間を感じさせないほど楽しかった。
よく空襲にも会わずに残っていたものだと思った。
大阪の町は知ってるようで点でしか知らないのだということを実感した。