7回忌

大谷本廟

昨日、母の7回忌の法要を大谷本廟で行った。今年は父の23回忌でもあるので弟が長崎の菩提寺でとり行おうと言っているのだが、遠いので孫や曾孫までともいくまいので母のお骨を分骨してある大谷本廟にて7回忌法要をして貰った。姫路の孫達が15日がブラスバンドのフェスティバルの本番で午前中は休めないとのことで午後からにして、私達(次女夫婦)は妙心寺へお彼岸のお参りに行く。私が嫁に来た頃は、お墓は少しでお庭が広くて木と石の配置も見事で杉苔がふかふかして見事だったが、今は全てお墓になってしまって残念な気がする。
お昼はいつもの「千成餅食堂」でおうどんと稲荷寿司を食べる。ここは、普段学生さんが多いせいか学食なみのお値段でとっても美味しい。4人で食べて2080円という安さ。連れ合いはいつもにしん蕎麦、これも美味しいらしい。大きいにしんが入っている。いつもは、これにおはぎも食べるのだが今日は後の予定があって我慢する。
次は、北野天満宮で、国宝展をしているので見に行く。お参りをしてから国宝展を見る。日本最古の日本地図の銅版や、太閤さんが大政所の延命のお願いと願いを叶えてもらったら寄進しますという請願書や、平安時代に町の辻つじにに立ててあった魔よけの木像や、長谷川等伯の絵馬やらがあった。天満宮を出て門前の粟餅屋さんに行って時間も迫っているので買って車で食べる。本当を言うと国宝展もさりながら、粟餅が主目的だったりして?シュンが好きそうなのでお土産にも買う。

そこから大谷本廟まで普通なら車でそうは掛からない筈で、みんなより30分ほど早く着いて法要を申し込む手続きをする予定だった。ところが、彼岸前の3連休の中日、しかも今日は仲秋の名月、快晴とあって車が八坂神社の前から動かない。八坂さんはじめ、各お寺でお月見のライトアップもあるみたい。三条通りを八坂さんに突き当たって右に曲がる道が曲がれない。やっと曲がった頃には3時に迫ろうとしていた。次女から電話が入り、大谷さんの周りでは駐車場がどこも満車だから、空いてるところに入れて歩いてきた方がいいよと言う。自分たちももう小一時間ぐるぐる回っているとのこと。でも、どこも満車でとうとう大谷さんに着いてしまった。先に私達夫婦が降りて次女たちは駐車場を探すことにする。お寺に着いてみると長男と長女の家族は来ていた。お寺さんに訳を話して最終4時半ということにして貰ったが、結局間に合わず次女だけが来た。大きい本堂で3人の和尚さんがお経を上げてくださる。鍛えた喉で素晴らしいご唱和だった。ひ孫たちも神妙な顔でお焼香をしている。母は3人とも生まれてから逝ったので、今日はさぞ喜んでいることだろう。

それから、みんなで歩いて祇園まで行き、待っていたケンさんと合流。夕食を祇園の「梅の井」で打ち上げて本日終了。
帰りの車から見事なお月さんが見えた。それにしてももう50年以上もお彼岸には京都に行くのにこんなに混んだ事は初めてだった。あれで、どっと疲れた。