憂鬱な日

土曜日、姫路の長女より電話があり高校時代の仲良しグループの一人が危篤で病院に行くのだがパパは出張で居ないので病院は天理なので子供達をそちらへ行かせるのに天王寺から電車に乗せるのでよろしくと言う。それが、3時過ぎのことで、いつも二人分の食事なのであわてて冷凍庫よりかしわや海老などを解凍する。今日は遊園地のプール開きにブラスバンドがよばれて演奏しその後、プールに入り遊んでいたので疲れているからご飯を食べたら早めに寝かせてとの事。お風呂を沸かし、布団も敷いて待つ。6時10分の特急に乗せたと連絡があり、7時20分に上市の駅まで迎えに行く。初めて二人っきりで電車に乗ってちょっと緊張気味の様子だった。「六田の次やと今度から覚えとこ」と言う。来るのはいつも車か、ママと来る時は橿原神宮まで誰か迎えに行くので上市まで電車で来たのは初めてかな? お風呂に入ってご飯を食べてゲームをして寝かせた。ママの方はジィジに神宮で拾って貰って11時頃帰ってきた。

見舞いに行ったけれど、ご本人はもう意識が無いとか。結婚して間もなく白血病で倒れて骨髄移植をして回復し、その後の定期的な検査も良好でやっとご本人も身体に自信が出てきてそれまで免除して貰っていた学校の役員も引き受け安心していた矢先、頭が痛いということで病院に行ったら頭に腫瘍が出来ており急激に大きくなって手の施しようも無かったとか。お子さんも二人、まだまだお母さんを必要とする年齢だ。親御さんもさぞつらかろうと他人事でなく思われる。子供に先立たれるほど悲しいことは無い。娘は日曜日も病院へ。子供達は、夕方次女夫婦と橿原神宮まで送っていき戻ってきたママと帰っていった。こちらも一人になるとなんか切なく暗い気持ちになる。