賞味期限

昨日の毒物混入などはなかなか消費者が気をつけると言っても防ぎようが無いが、ついこの間から世間を賑わしていた消費期限や賞味期限については、昔はそんな表示はなかった。何時ごろから義務つけられたか知らないが昔のお母さんは自分の鼻や舌や手触りなどで判断していた。私は今でもあまり表示を見ることは無い。先ずは見た目がおかしいとか匂いがおかしいとかしたら判断して捨てる。食品は案外もつものである。表示ばかりに頼っていては目も鼻も利かなくなってしまう。よく若い人が表示を見て直ぐ捨てるというが勿体無い話だ。これも今の核家族化の影響か?昔はうるさいお姑さんがいて「まぁ、もったいない!これはこうゆう風にしたら未だ食べられまんがな」と指導してくれたのだが、我々世代は離れて暮らしてせいもあってお嫁さんを教育する事が出来ないのである。ということは私たち世代に責任があるのか?といっても企業がごまかしても良いということではない。最初からええ格好しないできちんとした表示をしていれば、無駄に捨てられることもあるまい。未だ食べられるのに捨てられる商品があるのは勿体無いしもっと自分たちの仕事に誇りを持ってもらいたいものだ。いずれにせよ食を扱う人は他人の命を預かっているようなものだから責任を持って仕事をして貰いたい。