凶弾

姫林檎の花  

17日夕、長崎の伊藤一長市長が凶弾に倒れ、亡くなられた。市長戦の最中で市長は4選目を目指して選挙運動の最中であったという。さぞ、無念であっただろう。伊藤市長とは、5年前2003年の8月、原爆の日の平和記念式典に参加した時にお目に掛かったことがある。前年母が亡くなって、父と共に遺影を収めに行った。式典の前日、遺族の懇親会があり市長も出席されていて、被爆経験者の方達の話を熱心に聴いておられた。私も被爆したのは小学1年の時で覚えていないことが多く、生々しいお話を涙が出る思いで聞いた。このとき、小泉さんもこのような生の声を聞いて欲しいものだと思った。翌日、祈念式典当日のお話も市長の感銘深いお話に比べて、小泉さんの空々しい話に原爆の風化を身にしみて感じたことだった。伊東市長も原爆を体験していない世代だけれど、若い世代に体験を引き継いでいくことに取り組んでいられたという。本当に残念なことだと思う。遺志を引き継ぐ若い人が現れることを切に願うと共にご冥福をお祈りします。

アメリカでも銃のテロによって30数名の若い命が失われたという。恐ろしいことだ。アメリカの銃規制はどうなっているんだろう。