ドキュメンタリー復活した御神輿の川渡り

昨日、テレビで住吉神社がどうのと言っているので
見ると、住吉神社の夏祭りで御神輿の川渡りを40何年か
振りに今年復活させたらしい。そういえばわたしの子供の頃は
街中を通って大和川の真ん中で、堺の衆に引き渡す神事が
あって、祭りの一大イベントだった。結婚してから住吉を
離れて無くなっているのも知らなかった。
何しろ、知っている人は老人ばかり、若い人は集まらないで
苦労して、京都の神輿連に加勢を頼んでの苦労のお話だった。
それでも、復活して地域の人達には良かったと思う。
若い人が地元の祭りに参加して、地元を大切に思う心が育って
いくのが良い事だと思う。
「私の小さい頃は、大和川で泳いでいたよ」と言うと子供達は
「ぎぇぇ!!」と言う。連れ合いは「河口の辺りは蜆がようけ
とれたな」と言うと「それ、食べてたん?」と顔をしかめる。
「あの頃は、諏訪ノ森(連れ合いは諏訪ノ森に住んでいた)の
海も綺麗やったな」と二人の回顧話はもう誰も聞いていない。
いいよ、いいよ、二人で浜辺で夕陽を見たのなんて自分達も
覚えてないくらいだから。今は浜辺もないし。
東京にいた兄が夏休みに久し振りに帰ってきて舅に「海に行か
へんか?」と言ったら舅は「わしは、やめとくわ」と言って
もう埋め立てで無くなったとも知らない兄は水着にタオルを
引っ掛けて出て行った。そんな面白い舅は、わずか54歳で
諏訪ノ森の家で亡くなった。今生きていたらこんなに変わった
世の中の事をどう言うだろう。