我が家の猫−1

我が家のペットは2匹の猫。美人のモモと男前のフィガロは親子である。
モモは12歳、フィガロは11歳で、もう良い歳なのだがフィガロは相変わらず
甘えん坊で、モモは息子に甘いママである。
我が家は山里でフィガロは野山を走り回り、木に登ったりして、筋肉コリコリの
7.5kもある堂々たる体躯なのだが、あかんたれで家によその犬や子供が遊びに来ると
プチ家出をしてしまう。以前1ヶ月位のちび猫が迷い込んできたときも1昼夜帰ってこなかった。仕方がないのでチビちゃんは、息子の家に引き取って貰った。
フィガロにはしっぽが無い。ぼんぼりの様なしっぽ、ジャパニーズボブみたいなしっぽである。モモはしなやかな長いしっぽである。いつか、何かの本で両親とも短尾でなければ
短尾の仔は生まれないとあったのは間違っていると思う。フィガロは我が家で生まれ
間違いなくモモの子であるから。
フィガロは環境柄狩がとくいだ。これまでの獲物は、萱ねずみ、もぐら、へび、かえる
のばと、すずめ、一番の大物は、野うさぎだった。
もぐらにも、大きいものや、体長5,6センチの小さいものまである。
親指姫の挿絵に出てくるものより、実物のもぐらはずっと可愛い。ねずみもほんとに小さい3,4センチのを獲ってくる。持って帰ると生きているのもいて、それを捕まえるのが大変。捕まえて、「もう捕まっては駄目よ」と逃がしに行く。フィガロは匂いが残って
いるのか、暫くうろうろしているが、また狩に出かけていく。一度寒い時に、小さい
小さい子ねずみと思われるのを獲ってきたことがあった。生きていたので取り上げると、また出て行って同じのをくわえてきた。同じ巣穴にいた赤ちゃんねずみだと思われ、この寒さに外に逃がしても巣穴まで戻れないと思われ、2匹を籠に入れて飼うことにした。
続きはあした。