万葉篝火朗読会

次女から、吉野町の宮滝である講演会に行かへん?って電話があり、良く分からないながら「松坂慶子さんの朗読もあるって」という話に、「行く!」と即答。
このところ、部屋の整理や衣服の入れ替えやと腰、膝の調子はいまいちやけど、「私の基本、よほどのことが無い限り誘われたら断らない」に従うこととする。
「券3枚あるけどじいじも行く?」もちろん閑人じいじも「行く!」
(じいじ、昨日無事退院。手術の感想は、片眼が蛍光灯で片目が電球みたいやとの事、なんとなくわかる気もするが先生に「いっそ両方しとくなはれ」と言ったら「すぐ慣れる」と言われたらしい。(変なジジイ!)と思われたに違いない。

さて、会場は吉野川の上の宮滝の広場

宮滝の広場に篝火がたかれて、いい感じ。
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今日の催しは「吉野のさくら保全プロジェクト」の一環であり、今までに東京や吉野山蔵王堂なので数年前から続けられているらしいことを、近くに居ながら初めて知る。もちろん、小学生がサクランボを拾い苗木を育てたり、植樹をして傷んだ山の保全に努められていることは知っていた。

今日の講演は奈良大学の 「上野 誠」教授の「吉野と万葉」
とにかく、面白かった!!
吉野の歴史も万葉集も学校で教わった粋から一歩も出ていない私の知識にどんどん枝葉が付いて広がっていく感じ。
そのお話の中で宮滝は、天皇家離宮の在った場所ということも初めて知った。
そんな、由緒のある所の近くに住んでいたんだ。
モチロン、先生は、万葉集の研究の第一人者の学者。
その語られる言葉の面白い事、もっと、先生のお話を聞いていたいと思った。
学校時代、上野先生のような先生に教わっていたら、もっと勉強好きになっていたのにとねと娘と話した。

次が松坂慶子さんの、絵本の朗読。この絵本も上野先生が書かれたもの。
「よしのよく見よ」
平易な言葉で、子供に話しかけるような調子で吉野のことが書かれている。
松坂さんは、流石、女優さん。お声もよくとおり、テンポも間も完璧。
それにとてもお綺麗だった。生写真×で残念。
東京で額田王を演じられた時のポスターと衣装。

興奮、冷めやらぬ一夜を与えてくれた娘に感謝!!