光が見えない!!

yosinonosato2011-03-29

原発の事故、日に日に状態が悪くなって先の見えない状況になってきた。冷やしたあとの水の放射能濃度が想定外に大きく、水を貯める場所もいっぱいで海にあふれ出しそうだと。そんなことが想定外なのだろうか?原発を作る時は色んな事故を想定したのではなかったのか?長い間何事も無かったので呆けてしまったのか?海に流れ出したら日本だけの問題ではなくなる。フランスから選りすぐりの技術者が派遣されるという。事故が起きたとき直ぐにフランスから派遣の申し入れがあったのに断ったのだという。このフランスの技術者の方たちは終焉した原子炉の処理まで出来る高い能力を持った方たちだという。申し出のあった時直ぐにお願いしていればこうまで酷くはならなかったのではないか?ともかく今、見栄など張っている場合ではないと思う。


今日は暖かかったので午後から1時間ばかり猫達と日向ぼっこをした。桜もほころんできた。で家に入ってTVを見ると被災地は雪が降っている。それを見ただけで泣けてくる。地震以来、涙もろくなって直ぐ涙が出る。小学校や中学校の卒業式、土の付いた卒業証書を「大事な宝物です」と胸に抱く生徒さんの姿、身を寄せ合って不平も言わずに一つのおにぎりを「今日は一つになってよかった」という方たち。春の選抜に出発する高校生達をダンボールの手書きの言葉で送り出す地元の人達。何を見ても涙が出る。

ただ今回、神戸の時には見なかったような悪質な問題も起きているのは何故だろう?外国の人達から褒めてもらった日本人のイメージに合わないことが起きている。流された金庫を持ち去る、電気が切れて手でも開けられるようになった銀行の金庫からお金が盗まれた、とめてある車からガソリンを抜き取った、銀行の通帳やカードが無くても出金してくれる特別措置で何箇所も銀行を回って自分の残高以上に引き出す被害が2億円もでている、これらはれっきとした犯罪だが、もっと酷い話が、野菜農家の方がいつもは1箱2500〜3000円で売れる水菜を買い叩かれて1箱1円になったという話。出荷停止の所ならあとで政府から保証金も出るだろうけれど、近隣の農家の人達はこんな目にあっているんだと思うとお気の毒でならない。それでも、売らないで始末するにもお金が掛かるから1円で売ったと言う。悲しかっただろうな、一生懸命作ったものが、心が傷つくよね。温かい支援の輪も広がる中でこんな心無い仕打ちを受けている人もいる。東北地方に穏やかな日常が戻るのはいつだろうか?