急に 冬？！

今年は、剪定したので生らないかと思っていたオリーブの実を見つけた。

昨日から急に寒くなり、近畿も木枯らし一番が吹いたというニュースに「ああ！やっぱり」と頷いたくらい風がきつく、コスモスも秋明菊も花びらを散らして倒れており、つっかえ棒や針金で引っ張ったりと寒い中の一仕事。

モモも寒そうなので電気座布団を出してひいてやり、ついでに私も足を乗せる。１１月までは炬燵を出すのを頑張ろうと思っていたが今日になってまた寒さが増した。

未だ１０月というのに東北、北海道は初雪、兵庫の氷ノ山も初冠雪だそうだ。朝と夕方、暫らく暖房を入れた。今年の秋はどこ？ってかんじ。

この間は、集中豪雨で被害の大きかった奄美大島は次は台風が近づいてきているので、大変みたいだ。この頃の気候は本当におかしい。
山もどんぐりが不足でクマが町に下りてくる。子ずれのクマには、可哀想で涙が出る。クマも子供を連れて危険な人間世界に来たくは無いだろうに。
町の対応も様々みたいでなるべく無事に捕獲して山へ帰そうという所もあるし、追い回して射殺という所もある。人に危害が及ぶので、どれが正しいとはいえないが、クマも被害者であることは変わりない。
先日のヤマハ会で、山に土地を買って楢の木を植えて野生動物の楽園を作る試みが始められたというので、わずかながら寄付した。が、私はその試みにはもろ手を挙げて賛成とまではいかない。人間が手を掛けることだけが良いとは限らないと思うからだ。もし、よい環境で増えすぎればまた殺処分ということもずっと先には出てくると思うからだ。
うちの周りを見れば杉の林だらけで、吉野に住んでいるというと桜に囲まれていると思う人が殆どだけれど、桜は、吉野山に人が手を入れて保護しているもので、うちに近くの杉林は材木が売れなくなって手入れもせずに放置してある。
私の小さい頃「お山の杉の子」という唱歌が流行ったが、杉を植えるのは国策ではなかったか？それなら、山の杉を始末するのも国がして、雑木林にすればクマが飢えることも無いのではないかと思う。
山の木を切り出して始末するのは大変な労力とお金が掛かる。山を世話してきた人たちも年老いて、若い世代は都市に出て行き、世話をする人もお金も無いのが、実情だと思われる。数年前の台風で倒れた杉もそのままにしてあり、倒れたまま朽ちている。花粉症も問題になっている昨今、なんとかならないのだろうか？