梅雨入り

梅雨の晴れ間

今週、梅雨入りして今日は雨、昨日は曇りといったお天気だけど、世間も良い話よりよくない話が多くて日本全体梅雨模様。
菅内閣もお決まり(?)の大臣の事務所経費の問題が浮上して、野党はここぞとばかりに騒いでいる。あまりにもお粗末としか言いようが無い。あまりにも日常的にやっているので、罪悪感も無く意識していないのだろう。
相撲界も賭博問題が日に日に大きくなって、親方といわれる人までが手を染めていると報じられた。相撲は今は国技と言われて他のスポーツに比べて大きく優遇されているが昔は地方への興行も多く、その興行は多くはその地のやくざが取り仕切っていたのだろう。神社のお祭りにしたってショバを仕切っているのはやくざだと皆知っている。私が子供の頃住吉神社でもお相撲があった。いつから、国技になったのか知らないけれど、国技になったからと言って古い付き合いは直ぐにお仕舞いにはならなかったのだろうが、ご本人達もそんなに悪いことだとは思っていなかったかもしれない。相撲協会にはもっと他の世界の人を入れて風通しを良くしないといくら内輪で指導しても親方も手を出していてはただのゼスチャーとしか弟子達も思わないだろう。

宮崎の口蹄病も深刻だ。手を掛けて大切に育ててきた物を処分しなければいけない農家の方々の気持ちを思うと胸が痛くなる。ささやかながら生協を通じて募金をした。それと、殺処分に係っている方達、獣医師の方や自衛官の方達の精神的、体力的疲労は如何ばかりかと心配になる。毎日毎日辛い仕事をこなしておられる方達の精神的ケアはどうなっているんだろう?早く終焉することを祈るしか出来ない。

世界では、メキシコ湾の石油の流出事故。油まみれで飛べないペリカンがあわれだ。多くの生き物が被害にあっている。土地の人たちも生活に打撃を受けてお気の毒だ。日本も度々タンカーの事故などで被害にあい、ボランティアの人たちがひしゃくですくっているのをニュースで見たりしたが、今回はタンカーの事故とは違って海底の井戸から直接流れ出ているので量も多く被害も甚大だ。もっと早くに止めることは出来なかったのか、オバマ大統領に非難が集まっているそうだ。

晴れのニュースは、先ずは「はやぶさ」の帰還。世界に誇れる偉業だ。本体は燃え尽きたそうだけれどカプセルが戻ってきた。なにか持って帰っているといいなと思うし、楽しみだ。7年間も地上からの操作で、度々のトラブルを乗り越えて帰ってきた。「はやぶさ」が燃え尽きる寸前に地球に最後のお別れをさせるべく、向きを変えて最後の地球の写真を記録したと言う話は泣けた。頑張った「はやぶさ」は研究者の方たちにとって、我が子同然、さぞ別れるのが辛かっただろうなと思われた。勿論大成功で嬉しいだろう。でも寂しくもあるだろうと思った。「仕分け」で研究の部門の廃止が問題になっていたが「仕分け」そのものは評価できるが、此処だけはもっと目に見えないもの、直ぐに効果の現れないものでも100年先でも日本にとって大切な研究の火を消してはいけないと心から思う。
宇宙航空研究開発機構は「月以外の天体に着陸し、史上初めて帰還した宇宙機」と「世界で最も長い年月となる2592日の航海から帰還した宇宙機」という二つの記録をギネスに世界記録に申請するそうだ。

ギネスといえばタイガースの金本選手の1492試合連続フルイニング出場の記録がギネスブックの世界記録にこちらは認定された。これも凄いことだと思う。近頃ワンシーズンでもフル出場する選手が何人いるかと思えば金本選手の努力が並大抵ではないのが分かる。彼は鉄人というより、意思と努力の人だと思う。