節目

今日のフィガロ

先日、今年30歳になった人達が成人式の時に10年後の自分に書いた手紙を読んで今どんな自分になっているかというドキュメンタリーをしていた。
みんな、それなりにしっかりと地に足の着いた生き方をしていて感動的だった。
こんな番組を見ていると暗い話題の多い昨今だが希望の光が見えてくるような気がして嬉しかった。
で、自分の事を振り返ってみると節目節目に忘れがたい出来事にぶっつかっている。
今の韓国の全州で生まれ、4歳で長崎に帰ってきて原爆にあった。
10歳・・・父の転勤で大阪に
20歳・・・ヤマハに勤めていたので成人式に出られず、友人達が晴れ着で「みおつくしの鐘」を突きにいったのが羨ましかった。
30歳・・・子育て真っ最中
40歳・・・連れ合いの倒産で公文の先生をはじめる。
50歳・・・公文も油がのってきて楽しかった。
60歳・・・母の介護のため、公文をやめる。
70歳・・・老いを自覚しながもなんとか前向きにという目標を立てて前進中。
今までのところ、苦しいことも人並みにあったが、人生足し算引き算してみれば楽しいことの方がたくさん覚えているのでこれで良かったと思う。
父方の祖父は今わの際に「わが人生一片の雲もなし」と言われたそうだが、そこまでとは言わないが「ありがとう」という気持ちで人生の幕を下ろすことが出来たらいいなぁと思う。
生まれてこの年に至るまでに家を9回も引越ししている。
この家が私の終の棲家になるのであろうか?