オバマ大統領誕生

アメリカの新大統領が誕生した。
アメリカ有史初の黒人大統領オバマ氏である。
昨日の就任式には−7度という寒さにも関わらず朝早くから続々と集まりだした200万人もの民衆がホワイトハウス前のモールを埋め尽くし式典会場を映し出す大型画面の大統領の姿に大歓声を上げたという。
日本とは違い自分たちの手で選んだ大統領ということで民衆も参加することで政治の一翼を担っているという一体感が強いのだろう。
注目の演説はブッシュからの決別、前の政治の間違いによって起こされた現状を国民一人一人の責任において立て直そうといった感じで選挙時代の決まり文句もなく静かに国民に語りかけるようなものだったという。
ブッシュ時代に辛い思いをした人達が新しい幕開けに期待している様子が感じられた。
この盛り上がりを見ていて、日本の政治の貧困、今選挙が行われたとして国民は何を期待して誰を選べばいいのかさえ分からない状況を本当に情けないと思った。
オバマ氏の状況は決して甘いものではなく情熱だけではどれだけのことが出来るのかわからない。
それでも、期待できる人がいるだけアメリカ国民は幸せだと思う。