四葉のクローバー

とてもいいお天気に誘われて、久し振りに散歩に出かける。
といっても、いつもの家の周りのコース。
草の枯れた水際はあらわになって、古タイヤがいっぱい捨てられているのが
丸見えだ。暖かくなると丈の長い草に隠れて見えなくなる。
古いオイルでも入っているのか、四角い缶も見える。赤黒く錆びている。
哀しい風景だ。 飲み物の缶や、お弁当のからも捨ててある。
少し登ると、小さな池がある。10年前には、メダカや金魚が泳いでいた。
今はゴミの浮いたどんより淀んだ水で生き物の気配はない。
都会から遊びに来る人は、ごみは、地元のものが掃除すれば良いと考えて
いるのだろうか。どうして? もちろん、日を決めて清掃している。
しかし、大型ゴミは、夜中に車で捨てに来るし小さなゴミはいつともなく
捨ててある。以前にも書いたが 自然にゴミは似つかわしくない。
少し、暗い思いで歩いていたら、足元に四つ葉のクローバーを見つけた。
少し、気持ちも明るくなった。たった一茎の四葉のクローバーで。


「今年も良い年にな〜れ」