早めの盆参り

昨日は、連れ合いの実家へ早めの盆参りに行った。
お寺さんが盆に入ると忙しく、毎年8月初めにいらっしゃる。
京都の妙心寺から、藤井寺迄2時間掛けて来てくださるのだが
肝心のお経は、10分である。盆のお経は短いと決まりだが
待ち時間が長くて拍子抜けの感は免れない。
それでも、来てくださるのは、先代住職と姑が従姉弟だからだ。
うちは次男坊でいずれはどうにかしなければならないが
長男の所は、女の子だしどうしたものかと思う。
というのも、私の実家は長崎に墓があり今は叔父が健在で守り
をしてくれているが、弟は名古屋で子供は女の子二人、長女は
嫁に行っており次女もいずれは名古屋で結婚すると思われ
そうなると長崎の墓はどうしたものか考えねばならぬ。
今は昔のように生まれた土地にずっと居る人は少ないし商売でも
していない限り家を継ぐということもない。
私は出来れば墓は持ちたくないと考えている。
楽しい思い出のあるハワイの海にでも散骨して欲しい。子供達が
お参りしてくれるのであれば一部は何処かのお寺に納骨して貰い
子供たちが生きている間は思い出して貰えば良いと考える。
お葬式も基本的には要らない、と思っている。
孫、子が集まって思い出の会でも開いてもらえれば良い。
私は、母の写真を飾って花を飾ったりお香を焚いたりしている。
死んだ者は生きている人の心の中で生きているものだと思って
いるので、母に話しかけたり願い事を頼んだりしている。
死んだ時の葬送の仕方は人夫々でかまわないと思っているが
姑に今それを言う勇気はないので今しばらくは黙っていよう。