アンと萱ネズミ

じいじと一緒に庭に出ていたアン。
暫くするとじいじが「アンがネズミの子を捕まえた」ってチリトリに載せて持ってきた。
「どこで?」って聞くと植木鉢を置いている棚の下からだって。

見ると「萱ネズミではないか!」
どれくらい小さいかというと

箱に入れてリンゴをやってみたが、気絶しているのか動かない。

残っていた、ちっこいネズミと同じくらいだ。
その間にもう一匹捕まえてきた。一緒に箱にいれる。つがいかな?
暫く放っておいたら、箱の中でカサコソ音がする。
動けるようになったので、ススキ野原へ連れて行って箱を傾けたら元気に駆けて行った。良かった!!
でも、うちの家の庭に萱ネズミが居たのは初めてだ。

フィガロは、狩りの名人でいろんなものを獲ってきた。
萱ネズミは、何匹とってきたかわからない。
ある冬の初めの寒い日にとってきたので可哀想にと一度、飼ってみたことがある。続けて2匹とってきたので2匹一緒に籠に入れていたら、子ネズミを3匹産んだ。結局春まで飼って暖かくなってから見晴らし台に親子5匹放してやったこともある。
狩人フィガロ
ここいらの山も野原もフィガロの遊び場だった。