如月!

今日から2月、旧暦で「きさらぎ」という言い方が好き。
2月というとまだ「サブッ」って感じだけど「きさらぎ」というと春も近いなと感じられる。
じっさい「如月」は春の季語やし。

「ねがわくば 花の下にて 春死なむ
      そのきさらぎの もちずきの頃」 西行法師

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この歌の心は、たれも憧憬としては持っている気持ちではないかしらん。彼は、望みどおりの「死」を手に入れたみたいだけど。
そんな幸運はたれにでも望めるものではないけど、さくらの花の満開の夜はきれいすぎて妖しげでもある。
その記憶が一度ある。
真夜中の吉野山を次女と一緒に車で登った。道の両がわから垂れるばかりの満開の桜の中を。
種を明かせば笑い話なので、またいつか。