九歩の会・最終回!

2日は高校の同期会「九歩の会」の最終回で京都の井手町にある地蔵禅院の枝垂れ桜を見に行った。行く道の玉川は「平成の名水100選」に選ばれているとのこと。その川沿いの土手の桜が満開で本当に見事であった。



桜の下でお弁当を食べて、天然記念物の地蔵禅院「枝垂れ桜」を目指して出発。
此処からは登りで階段を延々と上る。
禅院の少し手前に(下)の道沿いに小野小町のお墓があった。
御堂も無く道端に建てられた石碑、絶世の美女と言われ華やかな浮名を流した小野小町も晩年は、山の中に寺に住み寂しい身の上だったのかなあ?


墓の斜め上にある地蔵禅院の枝垂れ桜は天然記念物に指定されている老木で
花数も多くはなく、その風情は色香を失った小野小町を彷彿させた。


下りの途中にある「蟹満寺」その由来は一言でいえば「蟹の恩返し」で
心優しい娘が蟹を採って食べようとしている村人から蟹を買い取って放してやる。
又父が田んぼでカエルを呑もうとしている大蛇に「蛙を放してやったら、娘の婿にしよう」
と約束して蛙を助ける。
後日、大蛇がやってきて、婿にと迫るがそこへ観音様が現れ「そこの娘は慈悲の心深く、信心深い。われを信ずる観音力はこの危難を救うべし」と告げ姿は消えた。
夜が明けてみると、ハサミでで切られた大蛇と沢山の蟹の死骸があった。
親子で観音様の御守護に感謝し身代わりになった蟹の霊を弔うため御堂を建てた。
沢山の蟹が満ち満ち、災難から救われたことから蟹満寺と名ずけられた。とありました。
この話は今昔物語に「蟹満寺縁起」として伝えられている。

ご本尊は優しいお顔で、1300年の昔に作られたというには、現代的な美男におわす。
此処からひたすら下り道、ゆっくり桜に送られながら駅まで歩き、
最終回の一部は終了。二部の宴会も参加の予定だったけど、足が悲鳴を上げているので
これにて楽しかった「九歩の会」最終回が終了した。
帰りは、方向音痴の私にA君が奈良駅まで付き合ってくれて、無事帰宅。
とても楽しく、桜満開の最終回だったが、これで終わりとなると寂しいなあ。
今まで、ずっとお世話をして下さった幹事さんに感謝!!